僕は今、母校の大学に来ている。
そして今、学生が集まる休憩スペースのようなところでスマホ片手にこのブログを書いている。
今日は高校の友人にランチに誘われ、とある駅へ来た。
そして夜もまた別の高校の友人たちとその駅の近くで飲み会だ。
今はランチの後だが、飲み会まで時間がある。
家に帰った後もう一度ここまで来るのも面倒だな。
そうだ、大学で時間を潰そう。
そう思い今僕は大学にいる。
僕が通ったこの大学はその駅から徒歩で10分くらいのところにある。
この大学には基本的に良い思い出しかない。
それはここで大学生活を送ったことで僕の人生が良い方向に向かったからだ。
僕は大学受験に盛大に失敗した。
入学後、一ヶ月程度は編入試験を受けようか本気で迷っていたくらいだ。
このままこの大学にいてもまともな企業に就職できないんじゃないかと不安だった。
ただ編入試験で受かるようなら受験で失敗なんかしてなかったよなと思いそれは諦めた。
僕は学校の勉強が大嫌いでほとんど受験勉強をせずに受験し、当然のことのようにほとんどの大学に落ちた。
センター試験で出願していたこの大学にだけ唯一受かることができ、他に選択肢もなく入学したようなものだ。
浪人してもっと偏差値の高い大学を目指す気力も全くなかった。
そんな感じで全く大学生活に光を見出せなかった僕だったが、僕と同じような考えを持った同級生(後の友人)と出会った。
その同級生も僕と同じように大学受験に失敗し、落ち込んでいた。
入学してたしか一ヶ月か二ヶ月が経った頃、何がキッカケだったかは忘れたが、その友人と大学のキャリアセンターに行こうということになった。
それはこの大学からでも、ある程度ちゃんとした企業に就職できるのかを聞きに行くためだった。
キャリアセンターでは、おそらく年齢は40代後半から50代前半くらいの男性が話を聞いてくれた。
その男性いわく、あまり学生からは人気ではない業種に就職している先輩は比率でいえば多いが、大学生活をちゃんと頑張った人は良い企業に就職していることを教えてくれた。
実際に就職先リストを見せてもらったが、たしかにここに就職できたら良いなと思うような企業の名前が少しだけ載っていた。
そして最後に頑張れと言ってくれた。
キャリアセンターの方の話を聞いて、とりあえず気持ちにだけはだいぶ変化があり、この大学で前向きに頑張ってみようと思えた。
その数ヶ月後、僕は後のゼミの担当となる先生から宅建か簿記2級の受験を勧められた。
その理由は、就職活動の際、最低限勉強ができることの証明になるからと。
僕は先生から勧められたその日の帰り道に本屋に寄った。
先生に言われた通り宅建と簿記のテキストを見てみた。
簿記については元々数学が大の苦手で数字に抵抗感を覚えた為、テキストを見てみても全くやる気が起きなかった。
宅建については元々暗記は苦手ではなかった為、テキストを見てみても抵抗感は全くなかった。
過去問を見てみても抵抗感はなく、むしろこの程度であれば受かりそうとさえ思っていた。
そして僕はその日のうちに宅建のテキストを買い、すぐに勉強を始めた。
勉強方法については以前、ブログ記事を書いたのでそちらをご覧いただきたい。
そして僕は無事、宅建の試験に受かることができた。
宅建の勉強をしていて面白かったのは、勉強した内容が実際に過去問や模試、本番の試験に出て回答できた時だ。
勉強した内容が試験に出て回答できたことに強い快感を覚えた。
その面白さに気付いた僕は、その後ファイナンシャルプランナーなどの資格の勉強もした。
勉強をし、試験で良い点を取る。
そんな単純なことだが、僕はすっかり新たな知識を身につけることの魅力に取り憑かれていた。
いくつか資格をとったが、新たな知識を身につけることが面白いのであれば別に資格の勉強でなくても良いことに気づき、大学3年生からは読書に目覚めた。
読書については覚えたことがテストに出るわけではないが、友人など周りの人との会話で本の内容を話すことができたり、なにか聞かれた時に答えることができたりする時がある。
この瞬間が本当に快感だった。
それだけではなく、思考そのものにも変化があり、ありとあらゆることが良い方向に向かっているように感じた。
僕は大学3年生で読書を始めて以降、今でも月20冊程度本を読んでいる。
読書を始めてから本当に毎日が充実している。
読書の良い点はここでは書ききれないのでまた別の記事で書きたいと思う。
大学に入学した時はなにもかも否定的にしか考えられない状態だったが、キャリアセンターの方に話を聞き、ゼミの先生からは資格の勉強を勧められ、そこから僕の人生は大きく良い方向に向かったと思う。
本当にこのお二人には感謝しかない。
そして僕は自分で納得のいく企業に就職することができた。
もちろんこれからも読書は続ける。
これからはビジネスにおいて成果を出すことに意識を向けてみようと思っているところだ。
もしこの記事を読んでいただいた方の中で読書をしていないという方がいらっしゃれば、是非とも読書をしていただきたいと思う。
僕と同じようにあなたの人生も良い方向に向かうと思っている。
間違いなく。
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【あとがき】
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は大学時代の僕の率直な気持ちが書かれているため、もしかしたら気分を害された方もいらっしゃるかもしれません。
特定の誰かを否定するような気持ちは持っておりませんのでご理解をお願いします。